和歌山SPの会

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和歌山SPの会

模擬患者(Standardized Patient, SP)とは
医学部や看護学部などの医療系学生に対して、授業や試験などの場で「患者役」を演じる方のことです。 模擬患者は、あらかじめ用意されたシナリオに沿って学生と対話し、診療面接の練習やふり返りを支えます。
学生は、模擬患者とのやりとりを通じて、診療技術だけでなく「患者の思いを聴く姿勢」や「共感的なコミュニケーション」を学びます。 そのため、模擬患者の方々は、未来の医療者が人と向き合う力を育むうえで、欠かせない存在です。



【活動内容】

【授業】

医学部や看護学部の1年生を対象に、初対面の相手との関係づくりや、相手から話を聞き取る力を養う授業を行っています。
模擬患者さんには、学生のインタビューの相手役や、病室でのロールプレイにご協力いただきます。

【臨床実習入門】

医学部の学生が病院での実習に出る前に受ける授業です。学生は、模擬患者との面接を通して、診療の練習や「患者さんにどう向き合うか」を学びます。
模擬患者さんには、短いシナリオを覚えて患者役を演じていただき、学生とのやりとりの中で感じたことを、あとで学生に伝えていただきます。

【OSCE(オスキー)試験*】

医学生が、病院実習に参加する前(4年生)や実習を終えて卒業を迎える前(6年生)に受ける実技試験です。
模擬患者さんには、医療面接の患者役として参加していただき、短いシナリオをもとに学生の診療練習に協力していただきます。
* Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験

【勉強会】

教育センターの医師を中心に、身近な病気や健康に関する講習を行うことがあります。(例:頭痛、認知症予防など)
模擬患者としての活動に役立つだけでなく、医療を身近に感じ、市民として健康を考えるきっかけにもなる時間です。

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